こんにちは!アズマ工業社員・河村と申します。

さて、前回より「初めての手編み箒の選び方」をお届けしています。
前編では、手編み箒の特徴と長さの選び方についてご案内しました。

今回の後編もお読みいただき、皆さまにぴったりの手編み箒を見つけていただければ幸いです。

前編はこちら≫

手編み箒の選び方(2) -玉の数-



手編み箒は、「玉」と呼ばれる穂の束から成り立っています。
玉の数によっても、価格や掃き心地が変わります。また、「玉」だけでなく「耳」と呼ばれる編み込み部分があるものも。

玉の数によって、特に重さは大きく変わります。玉の数が多くなるほど穂幅は広くなり、穂の量も増えるので広いスペースを力強く掃くことができますが、その分重くなります。重すぎる箒を日常的に使おうとすると疲れてしまうかもしれませんよね。

ではどのくらいの玉の数の箒を選べばよいかというと…、やはり重さの感じ方や用途は人によって異なります。ご参考までに、玉の数と用途の違いをまとめました。

【3〜5玉】
・比較的コンパクト、幅が細めの手編み箒
・軽くて小回りが利く。玄関など小さいスペースに最適。
・ハンドブラシ(手箒)なら車内やソファなどの家具にも。

【短柄(3玉+耳)】
・一般的な室内向けの手編み箒
・適度なコシがあり、普段の掃除にちょうど良い。

【9玉以上】
・広い範囲の掃き掃除におすすめ!
・穂の量が多く、しっかりとした掃き心地。広い部屋やフローリング掃除向け。

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あづま手編みほうき 三玉 短柄
手編みほうき 匠 短柄
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手編み箒の選び方(3) -価格帯-



手編み箒の価格は素材や編み方、穂の本数によって異なります。一般的には、ハンドブラシ(手箒)、短柄、長柄を比べると、サイズが大きくなるほど穂の量は増え、お値段は高くなります。しかし、値段の基準はそれだけではありません。原料の質や職人の腕によって箒の価値は変わります。

初めて手編み箒を手に取られる方は、質の良さと価格のバランスが良い5,000円~10,000円の短柄箒を選ぶ方が多いです。
長柄箒をお求めの方や、短柄箒のなかでも贈答品としてより質の高さを求める際には10,000~20,000円程の箒がおすすめです。

また、マンションなど、比較的面積の小さいお宅でご使用になる方は2,000円~3,000円のコンパクトな箒(三玉の短柄箒など)も取り回しがしやすく好まれます。


価格帯特徴おすすめ用途
2,000〜5,000円小型の箒、玄関や車用に最適ちょっとした掃除用
5,000〜10,000円一般的な室内用箒、耐久性も◎初めての手編み箒におすすめ
10,000〜20,000円高品質で職人技が光る長く使いたい方や本格派に
20,000円以上特注品やデザイン性の高いもの贈答品やこだわり派向け

\「2,000円~3,000円」おすすめ商品/
あづま手編みほうき 三玉 短柄 あづま手編みほうき 五玉 短柄

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あづま手編みほうき極上 長柄


手編み箒の選び方(4) -柄の太さと全体のバランス-


最後におまけです。
私が箒職人におしえてもらった、よりご自身にあった箒を選ぶ際のコツです。

片手で掃くことのできる手編みほうき 匠 短柄手編みほうき 特撰 短柄などの短柄箒は太めの柄を選ぶと、穂のボリュームと持ち手の太さのバランスがよいものを選びやすいです。
もちろん設計の際に太めの竹を選ぶようになっていますが、やはり天然素材ですので厳密には少しずつ持った感覚が違います。好みの柄の箒を探すのも楽しみの一つですね。

三玉くらいまでの軽い箒は細めの柄を選ぶと穂の軽さと持ち手のバランスが良いですよ!

そして、全体的なバランスを知るには、掃いてみるのが一番です。地面にはつけず、掃く動作をして、ほうきのバランスを感じてみてください。
一見同じような見た目の箒も、掃き比べてみるとご自身の好みがはっきりわかることがあります。

当サイトはオンラインショップなので一本一本の在庫を見ていただくことができず心苦しいのですが…、もし店頭で手編み箒を購入される際には、この2点を意識してみてください。お気に入りの一本との出会いが、より楽しくなるでしょう。

手編み箒の選び方 -まとめ-


今回のブログでは、「初めての手編み箒の選び方」を前編と後編に分けてご紹介しました!

1.手編み箒の特徴
2.長さの選び方
3.玉の数
4.価格帯
5.柄の太さと全体のバランス

長くご愛用いただけるお気に入りの一本を探してみてくださいね。