1月8日 2022年も始まっております 吾妻箒
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
新しい1年も始まり、気持ちもリフレッシュして業務に励んでおります。この日は伊藤の師匠である鈴木氏に編み込んでいただく箒の原料「ほうき草」を発送しました。

鈴木 徹作 濱松出世手編みほうき 短柄

鈴木 徹作 濱松出世手編みほうき 長柄
師匠の編込んだ濱松出世箒は、発売から5年が経過しましたが、ご好評をいただいております。原料であるほうき草は、栽培した年により出来栄えや風合いに若干差が出ますが、いつも変わらず安定した品質の箒を編み上げていただいております。

ほうき草を梱包し、師匠にお届けします。
伊藤自身でも箒を編み込むようになってから、良い箒を作るには良い原料を作ることが大事だと身を持って感じております。師匠にほうき草を送る際には、「今回のほうき草の出来栄えは満足していただけるだろうか?」といつもドキドキしながら準備しております。
箒が完成した際には、今回のほうき草の感触や課題点をお聞きし、2022年の栽培に生かしていきたいと思います。