ざっくりとした試作品が案外良かったので、試作品のサイズ感と先行した黒シダのサイズ、重量を基に赤シダほうきのサンプル依頼を行いました。

今回出来上がった赤シダのサンプル

それはそうと言い忘れましたが、今回の黒シダほうき、赤シダほうきはインドネシアで生産をする予定です。
というのも、黒シダほうきに使われている穂はインドネシアでしか取れません。
アレンという木の周りにぎっしりと巻き付いた繊維を取り出し、それを精製したものを黒シダほうきの穂として使っています。

アレンの木

ちなみに赤シダの穂は、インドやスリランカに生息するヤシの葉柄から採取され、インドネシアや中国に渡り、そこでほうきに加工されています。
意外にもほうきはグローバルな商品なのです(笑)。

閑話休題。

サンプルとして出来上がったほうきを比較しました。
穂の長さが2cm異なるだけですが、明らかに2cm長い箒の方が掃き心地が良く、穂のしなりもしなやかです。
先に黒シダ箒を進めた分、今回はすんなりといい箒に仕上がりました。
黒シダほうきと一緒に発売できそうです。